[北京／上海 ２３日 ロイター] - 資産規模で中国第２位の中国建設銀行が２３日発表した上半期決算は純利益が３．３６％増え、１６７３億４０００万元（２２９億５０００万ドル）となった。
同行を皮切りに、今週は中国の５大銀行が上半期決算を発表する。
中国の金融機関は景気支援に向けた国家的サービスを提供するよう政府から圧力を受けており、それが利益を圧迫している。
収益性の重要指標である純利ざやは６月末時点で１．７９％と、３月末時点の１．８３％から低下した。
建設銀は「中国は景気回復と産業高度化の重要な時期にあり、内需はまだ不十分で、景気回復の基盤を固める必要がある」と指摘。年内は大手国営銀行の責任を果たし、実体経済への強力な金融支援を続けるとした。
６月末の不良債権比率は１．３７％で、３月末の１．３８％からやや低下した。