[上海 24日 ロイター] - 中国の料理宅配アプリ大手、美団が24日発表した第2・四半期決算は、売上高が予想を上回り、純損益が黒字に転換した。国内の景気減速にもかかわらず、業績は好調だった。
売上高は前年同期比33.4%増の679億元(93億3000万ドル)で、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の667億元を超えた。純損益は47億元の黒字。前年同期は11億元の赤字だった。
前年同期は新型コロナウイルスの感染封じ込めのための都市封鎖などが業績を圧迫した。
中国は国内外で需要の弱い状態が続き、この数カ月はパンデミック後の回復の勢いが弱まっている。
王興・最高経営責任者(CEO)は、短期的にはマクロ経済の逆風や、北京などの地域での記録的大雨といった異常気象による影響が顕在化し、料理宅配事業は第3・四半期に一段と強い逆風に直面する公算が大きいと、先行きに危機感を示した。