[28日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは28日、7月に竜巻の被害を受けたノースカロライナ州工場での生産を第4・四半期初めまでに再開する見通しを示した。
同工場は病院で使用される麻酔薬、鎮痛剤、抗感染症薬などを供給する世界屈指の無菌注射剤製造施設。ファイザーは7月19日に同工場を襲撃した竜巻による被害で、麻酔用鎮痛剤「フェンタニル」などの供給に支障が出ると警告していた。
被害を受けた施設の大半は倉庫であり、製造施設ではなかった。ただファイザーは、修復は大規模な作業になるとの見方を示していた。
ファイザーは製品を保管する仮倉庫の場所を確保し、竜巻の影響を受けていない製品群の配送センターへの出荷を始めたと説明した。