[東京 29日 ロイター] - ダイフクは29日、2028年と2030年に満期となるユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(CB)計約600億円を発行すると発表した。国内外の工場設備の増強・維持に向けた設備投資に約400億円、あわせて決めた自社株取得資金に約200億円を充当する。
ユーロ円CBには転換制限条件を付け、株価が転換価額の150%(満期1年前まで)または130%(満期1年前から3カ月前)を一定期間超えて推移しない限り、投資家が転換請求できない仕組みとした。自社株取得はCB発行による株式需給への影響緩和も目的としたもので、1000万株(発行済み株式の2.64%)・200億円を上限に行う。30日朝には立会外取引で買い付け委託を実施する。