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武田のADHD治療薬、後発薬の出荷開始 米FDAが承認

発行済 2023-09-01 11:15
更新済 2023-09-01 11:19
© Reuters.  注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬である武田薬品工業の「ビバンセ」の後発医薬品(ジェネリック)の出荷が開始された。写真は同社のロゴ。都内で2018年7月撮影(20

[31日 ロイター] - 注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬である武田薬品工業の「ビバンセ」の後発医薬品(ジェネリック)の出荷が開始された。米国で続くADHD治療薬不足を補うと期待されている。

米食品医薬品局(FDA)は8月28日、ビバンセに関する武田の独占権が24日に失効したことを受けて、製薬会社11社のジェネリックを承認したと発表した。カプセルと、口の中でかみ砕いて服用するチュアブル錠があり、用量は10─70ミリグラム。

マリンクロットなど製薬3社は31日、ジェネリックの出荷開始を認めた。3社のジェネリックは成人の過食症の治療薬としても承認されている。

3社は、ジェネリックが依存リスクを伴う規制薬物に分類されているため、米麻薬取締局(DEA)と連携していると説明。マリンクロットは、DEAと緊密に連携して生産枠の拡大を要請すると述べた。

FDAは昨年10月から、イスラエルのジェネリック世界最大手テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズによる生産の断続的な遅れにより、同社のADHD治療薬「アデロール」の供給が不足していると警告。これがビバンセの需要急増につながり、生産面の問題と重なったことから供給不足が生じた。

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