[台北 4日 ロイター] - 台湾では3日午後に台風11号(ハイクイ)が上陸した影響で、4日も3万世帯以上で停電が続き、一部地域で学校や事業所が休みとなった。域内の航空便も欠航が相次いだ。
ハイクイは台湾南東部の山間部に上陸。台風が直撃するのは4年ぶりだった。その後、台湾島の南部を横断した。
公営の台湾電力によると、台風上陸で24万以上の世帯が停電し、4日時点でなお3万4000世帯弱が電気の復旧を待っているという。
半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の工場は通常通り操業しており、台風の影響は受けていないと述べた。
台湾当局によると台風で5人が負傷したが死者は出ていない。南部と東部を中心に7000人以上が避難した。
ハイクイは、2日に香港と中国南部の広東省を襲った台風9号(サオラー)よりはるかに勢力が弱い。
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