[ミュンヘン 6日 ロイター] - 中国電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車(シャオペン)のブライアン・グー社長は6日、ドイツの自動車メーカーが競争の激しいEV生産分野で直面している問題に取り組む決意を見せていると述べた。ミュンヘンで開催されている自動車見本市「IAAモビリティ」での発言。
独自動車各社は中国勢に追い付き、問題解決に向けて変わろうと、非常に強い決意を示しているという。
ドイツ自動車工業連盟(VDA)のヒルデガルト・ミュラー会長は4日、ロイターに対し、ドイツは競争力を失いつつあり、投資を行うべき深刻な状況だとの見方を示した。
グー氏は、ミューラー氏の発言からドイツ勢が非常に強い危機感を抱いている様子がうかがえ、過去の苦い経験を振り返り、巻き返しに向けてこれまでにない強い姿勢を示したと指摘した。
自動車コンサルティングのイノベブによると、今年欧州で販売された新車EVのうち中国ブランドの比率は8%で、昨年の6%、2021年の4%から上昇した。調査会社カウンターポイントの最新データによると、全世界では中国がEV販売台数で首位に立った。