Casey Hall
[上海 12日 ロイター] - 中国の電子商取引大手アリババ・グループの最高経営責任者(CEO)に就任した呉泳銘氏は12日に従業員への書簡で、今後の2大戦略として「ユーザーファースト」と「人工知能(AI)主導」を掲げた。ロイターが内容を確認した。
今後4年間、1985年以降に生まれた社員を中心に若手を事業管理チームの中核に据える方針も示した。
これに伴い「スタートアップの考え方」を持ち続け、古いやり方にとらわれることがなくなると説明した。
「今後10年間の最大変化はAIがあらゆる分野にもたらす混乱だ」とし、「AI時代の変化についていくことができなければ追い出されてしまう」と述べた。
呉氏は創業時からのメンバーで、創業者の馬雲氏を支えてきた。