Miho Uranaka
[東京 15日 ロイター] - 経済産業省は15日、カナダ政府と蓄電池の供給網に関する協力覚書を結ぶことを明らかにした。西村康稔経産相が21日からカナダを訪問し、シャンパーニュ革新・科学・産業相、ウィルキンソン天然資源相らと覚書に署名する。パナソニック ホールディングスや三菱商事の関係者も同行する。
覚書では、カナダへの投資に対する両国の日本の公的支援の促進などを想定している。
経産相に同行する企業はこのほか、パナHDとトヨタ自動車が共同出資するプライムプラネットエナジー&ソリューションズなどの電池メーカー、三井物産など。現地の民間企業とのラウンドテーブルも実施し、電池供給網構築に関する意見交換を行う予定。
カナダは資源大国で、豊富な水力を活用した再生可能エネルギーも潤沢に存在する上、北米市場へアクセスしやすいといった利点があり、日本政府は関係強化を図っている。
量子・AIを含む産業技術分野に関する包括的な覚書も締結する。