Anna Tong
[19日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは19日、対話型人工知能(AI)「Bard(バード)」に新機能を追加すると発表した。AIからの回答の真偽を確認したり、グーグルの他のサービスにある個人データを分析できるようになる。
バードはマイクロソフトが出資する新興企業オープンAIが昨年公開した対話型AI「チャットGPT」に人気で後れを取っており、分析会社シミラーウェブによると、8月のビジター数は1億8300万とチャットGPTの13%にどまった。
新機能を追加した「バード・エクステンション」はグーグルの他のサービスからデータをインポートできるようにした。利用者はバードに「グーグルドライブ」内のファイルを検索したり、「Gメール」で受信したメールを要約するよう指示できるようになる。
幹部によると、将来的に外部企業のアプリと連携できるよう取り組んでいるという。
また、生成AIがまるで事実かのようにでたらめを回答する「幻覚」への対策として、回答のどの部分がグーグルの通常検索結果と異なっているのか、あるいは一致しているのかを確認できるようになる。