Sriparna Roy Michael Erman
[22日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は22日、米製薬大手ファイザーが開発した呼吸器合胞体ウイルス(RSV)向けワクチンについて、新生児保護のための妊婦への接種を推奨した。
CDCに助言する諮問委員会が、妊娠32─36週の女性を対象に9月から1月までの期間の接種を推奨していた。承認されれば、米国で妊婦を対象に使用できる最初のRSVワクチンとなる。
同ワクチンは米食品医薬品局(FDA)が先月、生後6カ月までの乳児の感染と重症化を防ぐために妊娠32─36週の接種を承認した。
RSVは一般的な呼吸器系ウイルスで、通常は風邪のような症状を引き起こすが、重症化や入院に至る場合がある。CDCによると、RSVは全米で秋に流行が始まり、冬にピークに達する季節性疾患。
政府データによると、米国では毎年5歳未満の子ども5万8000─8万人がRSV感染症で入院している。