[26日 ロイター] - 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米オープンAIは、株式売却の可能性について投資家と協議している。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が26日、関係筋の話として報じた。株式売却の価値に基づくと、オープンAIの企業価値は800億─900億ドルになるという。
WSJによると、追加資本の調達に向け株式を新規に発行するのではなく、従業員が既存株式を売却できるようにする方向で、オープンAIの代理人が投資家と協議を開始した。ただ、条件が変更される可能性はあるとしている。
この案件がまとまれば、オープンAIによる2度目の大規模な株式売却となり、評価額は急上昇することになる。今年に入りオープンAIは評価額300億ドルで3億ドルの株式売却を行っている。
ロイターの取材に対し、オープンAIからコメントは得られていない。