[バルセロナ/ニューヨーク 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のブルトン委員(域内市場担当)は18日、ソーシャルメディア(SNS)運営各社に対し、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが処刑映像をライブ配信するリスクに備えるよう要請したと明らかにした。
欧州議会の演説で、そのような「差し迫った」リスクから市民をを守る必要があり、SNS側に十分な準備があることを確かめていると語った。
一方、米メタは同日、傘下のフェイスブック上でイスラエルとハマスの紛争に関する不快感を与え得るコメントを一時的に制限する方針を発表。「当該地域」のユーザーによる投稿にコメントできる人の初期設定を友人やフォロワーのみに変更するとした。
当該地域がどこを指すかについて広報担当者は詳しい説明を控えた。利用者は設定をいつでも変更できるという。
メタはまた、同社が意図的に発言を抑制しているという指摘は正しくないと説明した。
パレスチナやガザの市民を支持する投稿をした利用者の一部は今週、メタによるコンテンツ抑制があったと主張していた。メタはハマスを「危険な組織」に指定し、ハマスを称賛するコンテンツを禁止している。