[ミラノ 24日 ロイター] - イタリアの銀行大手ウニクレディトが24日発表した第3・四半期決算は前年同期比で36%の増益と、市場予想を上回った。金利上昇で融資事業が好調だった。
普通株等Tier1比率(CET1)も17.2%と、予想を上回った。6月末の16.6%から上昇した。
純利益は23億ユーロ。同行がまとめた市場予想の19億ユーロ(20億ドル)を大幅に上回った。純金利収入は前年同期比45%増。
今年の利益予想と投資家への還元目標は据え置いたが、純金利収入の予想は少なくとも137億ユーロと、若干上方修正した。
イタリア政府は銀行に対する特別課税を打ち出したが、その後、銀行に対し納税の代わりに準備金を積み立てる選択肢も付与した。
ウニクレディトは政府の決定を受けて11億ユーロの準備金を積み立てることを決めたと表明した。