Ludwig Burger Alexander Hübner
[フランクフルト/ミュンヘン 26日 ロイター] - ドイツ政府が中国需要からの経済的依存を減らす戦略を打ち出したことを受け、ドイツのハイテク業界が中国で輸出品の通関手続きが遅れていると警告している。
半導体製造装置大手のズース・マイクロテックは25日遅く、この3カ月で2回目となる売上高見通しの下方修正を発表した。同社は中国による通関手続きの厳格化を理由にしている。
ズースによれば、2350万ユーロ(約2500万ドル)相当の製品が中国の税関に留め置かれている。貿易ルールは変わっていないものの、税関当局が8月以降に検査を大幅に強化しているという。
ドイツ政府は7月、国内企業に対し「リスク軽減」の一環として、中国への経済的依存を減らすよう求めた。