Yelin Mo Brenda Goh
[北京 9日 ロイター] - 中国の大手スマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)の最新スマホの販売台数が発売開始から1週間で100万台を超えたことについて、中国の携帯電話市場の低迷が終わりに近いことを示す新たな兆候との見方が出ている。
シャオミの雷軍最高経営責任者(CEO)は今週、中国の短文投稿サイト、微博(ウェイボ)で「『Mi 14』シリーズは販売台数が100万台を超えたが、供給不足は依然として深刻だ」と指摘した。
同モデルは10月31日に中国で発売された。米クアルコムの最先端半導体「スナップドラゴン8 Gen 3」を搭載し、価格は3999─6499元(550─890ドル)。
好調な滑り出しについて調査会社IDCのアナリスト、ウィル・ウォン氏は「市場底打ちの兆しを補強するものだ」と述べた。
華為技術(ファーウェイ)も最新スマホ「Mate 60」シリーズが人気で販売が大きく伸びた。
IDCは第4・四半期の中国スマホ販売が11四半期ぶりに前年比で増加に転じると予想している。