Stephen Nellis
[13日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアは13日、人工知能(AI)用先端半導体の性能を強化したと発表した。アマゾンやアルファベット傘下グーグル、オラクルなどのクラウドサービスで来年から採用する見通し。
新製品「H200」は141ギガバイトの広帯域メモリー(HBM)を搭載しており、前世代「H100」の80ギガバイトからメモリー容量が大幅に増えた。メモリー半導体のサプライヤーは明かしていないが、米マイクロン・テクノロジーが9月にエヌビディアにHBMを供給するための手続きを進めていると明らかにしていた。
エヌビディアは韓国のSKハイニックス からもメモリーの供給を受けている。
エヌビディアはAI向け半導体市場をほぼ独占。メモリー容量を増やして半導体の処理部分との接続を高速化したことで、生成AIサービスの自動応答の速度向上につながるとみられる。