[上海 14日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(CSRC)は、中国ネット通販最大手のアリババ集団傘下で物流事業を手がける菜鳥(ツァイニャオ)に対して、香港上場に向けて株主と事業構造に関する追加情報の提出を求めた。
また、ツァイニャオのアリババへの事業依存度についての説明のほか、アリババの他事業による分離上場(スピンオフ)計画の詳細提供も求めた。
オフショア上場を目指す中国企業は今年3月に設立された申請制度に基づき、海外での株式売却に先立ちCSRCへの資料提出が義務付けられている。この制度下で当局が上場を目指す企業に追加情報を求めることは異例ではない。