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米テーマ型ファンドの投資家、頻繁に売買しリターン逃す=調査

発行済 2023-11-16 10:50
更新済 2023-11-16 10:54
© Reuters.  気候変動、人工知能(AI)などテーマ別の株式に投資する米テーマ型ファンドの投資家は、頻繁な売買が裏目に出て、本来の値上がり分の3分の1程度のリターンしか得られていないこ
US500
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Bansari Mayur Kamdar

[15日 ロイター] - 気候変動、人工知能(AI)などテーマ別の株式に投資する米テーマ型ファンドの投資家は、頻繁な売買が裏目に出て、本来の値上がり分の3分の1程度のリターンしか得られていないことが、モーニングスターの調査で明らかになった。

テーマ型ファンドはここ数年で人気が高まり、運用資産は2018年の2倍以上に増えている。

ところが、テーマ型ファンドは2023年6月までの5年間に年率平均7.3%のリターンを達成したにもかかわらず、投資家が得たリターンは2.4%にとどまった。

この間、S&P500種総合株価指数のリターンは年率平均14%だった。

モーニングスターは、投資家は売買のタイミングが悪いため、低いリターンしか得られなかったと分析している。とりわけ価格変動の激しいファンドは、投資家が頻繁に売買するうえ、高値で買って安値で売る傾向があるため、得られたリターンが特に低かったという。

© Reuters.  気候変動、人工知能(AI)などテーマ別の株式に投資する米テーマ型ファンドの投資家は、頻繁な売買が裏目に出て、本来の値上がり分の3分の1程度のリターンしか得られていないことが11月15日、モーニングスターの調査で明らかになった。10月27日、ニューヨーク証券取引所で撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

同社のアナリストは「大半の投資家は、もっと我慢強いバイ・アド・ホールド(長期保有)の姿勢を採っていれば、もっと高いリターンを得られただろう」と分析した。

また、テーマ型ミューチュアルファンドよりもテーマ型上場投資信託(ETF)の方が、投資家が逃すリターンはより大きかった。これは、ETFが戦術的な取引に使われる上、ETFの方がミューチュアルファンドよりも運用対象を絞っている結果、ボラティリティが高くなることが原因だ。

モーニングスターは、ファンドは一般にトータルリターンを発表するが、投資家のリターンの方が実態をより正確に映し出しているとした。

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