[28日 ロイター] - 中国の電子商取引(EC)大手アリババのクラウドサービス部門は28日、中国本土、香港、米国で27日に2時間近くにわたってシステム障害が発生し、顧客に影響が出たと発表した。今月2度目のシステム障害となる。
障害が発生したのは、PostgreSQL、Redis、MySQLエディションなど、アリババ・クラウドのデータベース管理製品の一部。北京、上海、香港、米バージニア州など8地域が影響を受けた。
北京時間27日午前9時16分に異常が検知され、同日午前10時58分に問題が解決したという。
調査会社IDCのデータによると、アリババは中国最大のクラウドベンダーで、今年上期の市場シェアは29.9%。2位は華為技術(ファーウェイ)で13.2%、3位は中国電信(チャイナ・テレコム)で12.2%。
アリババでは今月12日にも3時間以上にわたってシステム障害が発生し、今回よりも多くの製品・地域が影響を受けた。