[パリ 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は仏銀行大手ソシエテ・ジェネラルの最低所要自己資本を引き上げた。監督上の検証・評価プロセス(SREP)の一環。
ソシエテ・ジェネラルが30日遅くに明らかにした。
ECBはソシエテ・ジェネラルの2024年の普通株等Tier1比率(CET1)の最低基準を10.22%に設定。前年の9.36%から引き上げた。1月1日から適用する。
あるアナリストは「同行のCET1は依然として最低基準を大幅に上回っている。戦略プランで2026年末のバーゼル4後に13%にすることを目指している」と述べた。
9月末時点のソシエテ・ジェネラルのCET1は13.3%。
金融の安定性を高め、支払い不能のリスクを減らすことがECBの狙い。ECBはスペインの銀行の最低所要自己資本も引き上げている。