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オープンAIとMSへの集団訴訟、作家11人が合流 著作権を侵害

発行済 2023-12-21 13:39
更新済 2023-12-21 13:45
© Reuters. ノンフィクション作家11人から成るグループが19日、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIとマイクロソフト(MS)に対する集団訴訟に原告として加

Blake Brittain

[20日 ロイター] - ノンフィクション作家11人から成るグループが19日、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIとマイクロソフト(MS)に対する集団訴訟に原告として加わった。

原告は米ニューヨーク州マンハッタン連邦地方裁判所への訴状で、チャットGPTや他のAIベースのソフトウエアモデルの学習に自分たちの著書が悪用されたと主張。オープンAIの大規模言語モデルの学習に書籍を使用したことは著作権侵害に当たると訴えている。

11人にはピューリッツアー受賞作家のテイラー・ブランチ氏、ステイシー・シフ氏のほか、理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの伝記「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を共同執筆したカイ・バード氏などが含まれている。この書籍は今年、「オッペンハイマー」として映画化されヒットした。

原告の弁護士は、被告はノンフィクション書籍の不正な利用によって巨額の資金を集めていると指摘。これらの書籍の著者はそれに対する公正な対価と取り計らいを受けるに値すると強調した。

作家で米映画誌「ハリウッド・リポーター」編集者のジュリアン・サンクトン氏が先月、最初に集団訴訟を起こした。また作家のジョン・グリシャム氏、ジョージ・R・R・マーティン氏、ジョナサン・フランゼン氏などの著作権所有者グループもオープンAIや他のハイテク企業を相手取り、作品をAI学習に不正に利用されたとして訴訟を起こしている。

サンクトン氏の訴訟はマイクロソフトも被告とするオープンAIに対する初の著作権訴訟。今回の訴訟で原告は、マイクロソフトはモデルの学習と開発に「深く関与」しており、著作権侵害の責任があると主張。裁判所に対し、損害賠償と、両社による著作権侵害の停止命令を求めた。

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