[22日 ロイター] - 関係筋によると、中国海洋石油(CNOOC)と中国石油天然ガス集団(CNPC)は、両社が権益を保有するロシア北極圏のLNG(液化天然ガス)開発事業「アークティックLNG2」について、米政府に制裁の適用免除を求めた。
米政府は先月、アークティックLNG2をウクライナ戦争を巡る対ロシア追加制裁の対象とした。同事業はロシアの天然ガス大手ノバテクが権益の60%保有している。
関係筋は「出資者として権益を守るための標準的な対応で、米財務省外国資産管理局(OFAC)と連絡を取っている」と述べた。OFACからの回答はまだないという。
アークティックLNG2は、中国海洋石油と中国石油天然ガス集団がそれぞれ10%の権益を保有しているほか、三井物産と独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の連合とフランスのトタルエナジーズもそれぞれ10%の権益を持つ。