[2日 ロイター] - 年明けの取引初日となる2日、アップルが一時3.5%超下落し、7週間ぶり安値に沈んだ。バークレイズの投資判断引き下げを嫌気している。下げが持続すれば、時価総額約900億ドルを消失する見通し。
バークレイズは、2024年のiPhoneなどアップル製品への需要低迷に懸念を示し、投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウエート」に引き下げ、12カ月の目標株価を1ドル引き下げ160ドルとした。
バークレイズのアナリスト、ティム・ロング氏は顧客向けノートで、中国での低調などを指摘し、「iPhone15(の売り上げ)は精彩を欠き、iPhone16も同じような状況になると想定する」と述べた。アップルのサービス事業を巡るリスクが増大しているとも指摘した。
LSEGのデータによると、アップルの投資判断を「セル」相当とした証券会社は、22年7月にイタウBBAが「セル」として以来2社目。
証券会社全体の平均は、目標株価の中央値が200ドル、投資判断が「バイ」。