[ロンドン 3日 ロイター] - ロシアの裁判所が米アルファベット傘下グーグルと動画投稿サイト「ユーチューブ」、メタ、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」、通信アプリ「テレグラム」に科した罰金の支払いが済んだもよう。執行官の債務者データベースからは各社の名前が消されている。
一方、ロイターが3日に確認した時点でデータベースには短文投稿サイトX(旧ツイッター)とゲーム動画配信ツイッチの名前がまだ記載されており、罰金はそれぞれ5100万ルーブル(56万0730ドル)と2300万ルーブル(25万2879ドル)となっている。
ロシアは外資系IT大手が違法なコンテンツの削除を怠り、ロシア国内で利用者データを保存していないとして取り締まりを行ってきた。ウクライナ侵攻開始後に一段と態度を強硬にし、ツイッター、メタ傘下のフェイスブックやインスタグラムなどを国内で利用できなくした。
ロシアの裁判所は2023年終盤にグーグルに国内の年間売上高に基づき算出した46億ルーブル(5040万ドル)の罰金を科した。