Sabrina Valle
[ヒューストン 4日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルは4日、2023年第4・四半期決算について、カリフォルニア州の資産で25億ドル前後の減損損失を計上すると警告し、エネルギー価格の下落で営業利益が減少するとの見通しを示した。
営業利益は約89億ドルと、前年同期の純利益127億ドルを30%下回り、前期からは3%減少する可能性があるという。
カリフォルニア州南部沿岸の石油・ガス資産で24億─26億ドルの減損損失を計上する見通しとし「州の規制環境における継続的な課題」が、サンタバーバラ近郊にあるサンタイネス施設の操業再開に向けた前進を妨げていると述べた。
エクソンは以前、同施設を約6億4300万ドルでスタートアップ企業に売却すると明らかにしていた。
第4・四半期の営業利益は、原油価格下落や燃料マージン縮小の影響で前期比約22億ドル押し下げられる見通し。一方、天然ガス価格の上昇が営業利益を約6億ドル押し上げる見込み。
決算発表は2月2日に行われる。