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NYの視点:中東情勢の緊迫化でインフレ再燃も、NY連銀総裁は依然慎重

発行済 2024-01-11 07:42
更新済 2024-01-11 07:45
GS
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*07:42JST NYの視点:中東情勢の緊迫化でインフレ再燃も、NY連銀総裁は依然慎重 イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海で商戦航路を標的にこれまでで最大規模のミサイルとドローンによる攻撃を行い、米英部隊が撃墜したと報じられており、鎮静化どころか緊迫化深刻化の兆候が見られる。
紅海でのフーシ派による商業船舶への攻撃は23年11月19日以降で26回目だと報じられている。
中東の緊張に伴う輸送運搬コストも上昇。
最大で250%の上昇と指摘されている。
世界のサプライチェーンを再び混乱させインフレにつながる可能性も警戒されている。


連邦準備制度理事会(FRB)の議長や副議長と同様に影響力のあるNY連銀のウィリアムズ総裁は10日の講演で、インフレやFRBが特に注視している住宅を除いたコアサービスも著しく低下していると歓迎。
同時に、バランスシート縮小ペースを減速する段階にはまだ達していないとし、ダラス連銀のローガン総裁の見解と相違した。
ローガン総裁は6日、金融市場で流動性が乏しくなる中で米金融当局は資産ポートフォリオの圧縮ペースを減速する必要があるかもしれないとし、バランスシートのランオフ(償還に伴う保有証券減少)の決定を巡るパラメーターを議論し始めるのに今が「適切な」時だと主張していた。
ゴールドマン・サックスのアナリストも5月からFRBが償還に伴う保有証券減少ペース減速開始を予想していた。
ウィリアムズ総裁は政策変更にはインフレが2%に向けて改善する確信を持つ必要がある、と指摘。
さらに、当面高金利を維持する必要があると依然慎重な姿勢を再表明した。


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