[ワシントン 12日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)のマイケル・ウィテカー長官は12日、アラスカ航空が運航していた「737MAX9」の側壁の一部が飛行中に吹き飛んだ事故を受け、製造元ボーイングに対する監視を強化していると明らかにした。さらに「他の製造上の問題がある」という認識を示した。
ウィテカー長官はCNBCに対し、737MAX9には「重大な問題」があったと指摘。ボーイングについて「過去にも製造上の問題があり、こうした状況が続いている。機体は製造から3カ月しか経っていなかった」とし、「他にも製造上の問題があると確信している」と語った。
FAAの声明によると、737MAX9の生産ラインとサプライヤーを新たに監査し、結果次第では監査を強化する可能性があるとした。さらに、一部の監督業務を独立した組織に委ねることも検討しているという。
12日の取引で、ボーイングの株価は2%超下落。同事故が起きた5日以降では約12%値下がりしている。