[メルボルン 16日 ロイター] - 英豪資源大手リオ・ティントは16日、2023年の鉄鉱石出荷量が前年から3%増加し、過去2番目の高水準となったと発表した。また、世界最大の鉄鋼消費国である中国の経済について、政府の刺激策により今年は緩やかに回復するとの予想を示した。
中国の刺激策は既に商品価格の支援材料になっていると指摘。また、ユーロ圏経済について、金利がピークに達した可能性が高いことから今年中に景気回復の勢いが増すと見込んだ。
中国経済も年後半を中心に緩やかに回復すると予想。不動産部門は弱いままだと指摘した。
リオ・ティントの23年の鉄鉱石出荷量は3億3180万トンと、5年ぶりの高水準となり、会社予想の3億2000万─3億3500万トンの範囲内だった。アナリスト予想の3億3200万トンともほぼ一致した。
西オーストラリア州の鉄鉱石鉱山で操業の効率が上がり、生産が拡大した。
24年の鉄鉱石出荷量見通しは3億2300万─3億3800万トンに据え置いた。
リオ・ティントは2月21日に通期決算を発表する。