[16日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは16日、広告営業部門で数百人の人員削減を実施すると発表した。
グーグルは先週、音声アシスタント、「ピクセル」「ネスト」「フィットビット」などを扱うハードウェア、拡張現実(AR)、セントラルエンジニアリングの各部門を対象に数百人を削減すると発表したばかり。
企業の間で人工知能(AI)の導入などで業務の自動化を進め、人間が行う仕事量を軽減する動きが広がる中、今年も人員削減が続く可能性があることが示された。
アルファベットは昨年12月、AI基盤技術で高性能の「Gemini(ジェミニ)」を投入すると発表。動画や音声、文章などを学習し、複雑な処理をこなせるとした。
アルファベットは昨年1月にも、全世界の従業員の6%にあたる1万2000人を削減すると発表している。