[サンパウロ 25日 ロイター] - ブラジル南東部マリアナの鉄鉱石鉱山で2015年に起こったダム決壊事故を巡り、ブラジル連邦裁判事は25日、鉱山を運営していたブラジルの資源大手バーレ、英豪系の同BHP、両社の合弁会社サマルコに合計476億レアル(96億7000万ドル)の賠償金支払いを命じた。ロイターが判決を閲覧した。
バーレとBHPはそれぞれ、判決について知らされていないとの声明を出した。サマルコはコメントを控えた。
ダム決壊事故は19人の死者を出し、河川に深刻な汚染をもたらした。
判事は、賠償金が国家基金に入り、ダム決壊事故の影響を受けた地域のプロジェクトなどに使われるとしている。