プレミアムデータをご提供:最大 50% 引きでInvestingPro特別セールを請求する

日経平均は小幅続伸、ハイテク株上昇 FOMC控え次第に伸び鈍化

発行済 2024-01-30 15:33
更新済 2024-01-30 15:36
© Reuters.  1月30日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比38円92銭高の3万6065円86銭と、小幅に続伸して取引を終えた。写真は2020年10月、東証で撮影(2024年 ロイ
JP225
-
TOPX
-
6857
-
6954
-
9983
-
9984
-
7974
-

Hiroko Hamada

[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比38円92銭高の3万6065円86銭と、小幅に続伸して取引を終えた。米金利低下を好感する形でハイテク株が買われ、日本株は底堅さを維持したが、次第に上げ幅を縮小した。米連邦公開市場委員会(FOMC)をにらみ、ポジションを傾けづらいとの声が聞かれたほか、地政学リスクが重しとなったとの見方も示された。

日経平均は前営業日比169円高と、底堅くスタート。寄り付き後も上げ幅を広げ、一時222円高の3万6249円03銭の高値を付けた。米金利の低下を受けてハイテク銘柄の一角が上昇し、指数を支えた。ただ、きょうから開かれるFOMCをにらんで、次第に伸び悩む展開となり、後場終盤には上げ幅を縮小した。市場では「ヨルダンで発生した米軍基地への攻撃で中東の地政学リスクが意識され、日経平均の上値を抑えた面もありそうだ」(外資証券・アナリスト)との意見も聞かれた。

30―31日のFOMCでは金利据え置きを予想する見方が優勢となっている。マーケット参加者の一部では3月の利下げを予測する見方も出ており、仮にパウエル議長がタカ派的な姿勢を示した場合は、株価は下振れとなりやすいとの指摘が出ていた。

日経平均は先週の日銀の金融政策決定会合以降、上値の重い展開が続いており、「1月の日銀会合でマイナス金利解除に向けたトーンが変わり、3月あるいは4月の政策修正観測が高まったことが背景ではないか」(バンク・オブ・アメリカ証券のチーフ日本株ストラテジスト、圷正嗣氏)との見方が聞かれた。日米の金融政策が変化の節目を迎えつつあることに加えて、米主要企業の決算発表を控え、「目先の日本株は3万7000円トライがやや遠のいた印象で、3万6000円台でもみ合いとなりそうだ」(前出の外資証券・アナリスト)との指摘があった。

TOPIXは0.10%安の2526.93ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆7547億5800万円だった。東証33業種では、海運、その他製品、保険など11業種が値上がり。石油・石炭製品、繊維、証券など22業種は値下がりした。

個別では、アドバンテスト、任天堂が堅調。指数寄与度の大きいファーストリテイリングもしっかりだった。ソフトバンクグループ、ファナックはさえない。

トヨタ自動車は小幅安だった一方、豊田自動織機は5.3%高だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり563銘柄(33%)に対し、値下がりが1047銘柄(63%)、変わらずが47銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 36065.86 +38.92 36196.64 36,039.31─

36,249.03

TOPIX 2526.93 -2.55 2533.77 2,526.79─2

,540.09

プライム市場指数 1300.35 -1.30 1303.05 1,300.26─1

,307.10

スタンダード市場指数 1222.74 +0.51 1225.07 1,222.18─1

,227.32

グロース市場指数 903.85 +5.07 903.52 894.84─907

.07

グロース250指数 714.72 +4.15 714.78 707.26─717

© Reuters.  1月30日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比38円92銭高の3万6065円86銭と、小幅に続伸して取引を終えた。写真は2020年10月、東証で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

.94

東証出来高(万株) 141367 東証売買代金(億円 37547.58

)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます