Mike Scarcella
[1日 ロイター] - 米エピック・ゲームズがアルファベット傘下のグーグルを反トラスト法(独占禁止法)違反で訴えた裁判を巡り、グーグルは1日、裁判所に対し独占を認めた陪審の評決を破棄するよう求めた。
米カリフォルニア州サンフランシスコの連邦地裁に対し、新たな裁判を認めるか同社に有利な判決を下すよう要請した。
人気ゲーム「フォートナイト」開発元のエピックは2020年、グーグルのアプリ配信サービス「グーグルプレイ」の運営やアプリ内課金を巡って提訴。陪審は昨年12月、グーグルの独占を認定した。
グーグルは地裁への提出書類で、エピックは陪審の評決を裏付ける十分な証拠を提示していないと主張。グーグルはアップルのアプリ配信サービスとの厳しい競争に直面しており、エピックの訴えは不当との立場を示した。
エピックは評決に従ってグーグルプレイの修正を命じるよう地裁に要請するとみられる。
グーグルは新たな裁判が認められない場合でも控訴できる。