[ベルリン 7日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのドイツ工場で週間生産台数が初めて6000台に達したと、工場責任者が6日付の独紙ターゲスシュピーゲルに掲載されたインタビューで明かした。その後、1月末に部品不足で生産を停止したという。
記事によると、責任者は「節目を達成した」とした上で、2週間にわたる生産停止について、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海上での船舶攻撃で部品が不足しているためだが、工場の生産拡大ペースに影響はないと説明した。
テスラは週当たりの生産拡大に取り組んでおり、22年10月の2000台から昨年3月には5000台に増やしたとしていた。ただ、その後の生産台数の動向は公表していなかった。
現在は、同工場の生産台数を年間100万台に倍増するための認可待ちで、それに伴いベルリン近郊で70ヘクタールの森林伐採を許可するか地元が協議している。
ターゲスシュピーゲルによると、工場責任者はサプライチェーン(供給網)に「影響はない」とし、予定通り2月12日から生産を再開すると述べた。