Noel Randewich
[7日 ロイター] - 人工知能(AI)ブームを背景に米半導体大手エヌビディアの時価総額が20年ぶりにアマゾン・ドット・コムを追い抜く勢いとなっている。グーグル親会社アルファベットから遠くない水準にある。
LSEGのデータによると、7日の取引中盤時点で年初来40%上昇しているエヌビディアの時価総額は1兆7150億ドルと、アマゾンの1兆7670億ドルをわずか約3%、アルファベットの1兆8120億ドルを6%弱下回る水準。
モルガン・スタンレーはエヌビディアの目標株価を603ドルから750ドルに引き上げた。アナリストのジョセフ・ムーア氏は顧客向けノートで「AI需要は増加し続ける」と指摘した。
エヌビディアの株価は2023年に3倍以上上昇し、時価総額はすでに米市場で5番目の大きさとなっている。
前回アマゾンの時価総額を上回ったのは02年で、当時の水準は両社とも60億ドルを下回っていた。