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シャオミ、印政府に中国企業への締め付け緩和を要請

発行済 2024-02-13 12:24
更新済 2024-02-13 12:28
© Reuters.  2月11日、中国の大手スマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)がインド政府に対し、中国企業への厳しい締め付け姿勢を見直すよう求めていたことが6日付の書簡や関係者の話

Aditya Kalra Munsif Vengattil

[ニューデリー 11日 ロイター] - 中国の大手スマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)がインド政府に対し、中国企業への厳しい締め付け姿勢を見直すよう求めていたことが6日付の書簡や関係者の話から分かった。

シャオミは、こうした締め付けのためスマホのサプライチェーンを担う部品メーカーがインドでの事業拠点の設立に慎重になっているとの見解を伝えた。また、製造奨励金の提供や、特定のスマホ部品に関しては輸入関税を引き下げることを検討するよう要請した。

この書簡は、インド電子情報技術省が国内部品産業の成長策を尋ね、シャオミが回答したもの。

両国が2020年に国境地帯で衝突した後、インドは中国企業に対する締め付けを強化。中国大手企業の投資計画を妨害する形となり、中国政府が抗議を繰り返してきた。

シャオミはインド最大のスマホメーカーで、シェアは18%。製品組み立てをインドで行い、部品のほとんどは現地生産で賄う。ただ、重要部品の多くは中国の部品メーカーから供給を受けている。書簡からは、中国企業、特にシャオミなどのスマホメーカーがインド事業で依然として苦戦している現状がうかがえる。

書簡の中でシャオミのインド法人のムラリクリシュナン・B社長は「政府は外国の部品サプライヤーの信頼醸成に努め、インドでの工場建設を働きかけるべきだ」などと指摘した。

インドは20年以降、中国IT企業「北京字節跳動科技(バイトダンス)」傘下のTikTok(ティックトック)を含む300以上の中国アプリを禁止したほか、中国自動車メーカーの長城汽車や電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)などのプロジェクトを停止させた。

ある関係者によると、中国のエレクトロニクス企業の経営幹部の多くはインド入国のビザ(査証)取得が困難な上、中国各社は厳格な審査のためにインド投資許可が引き続き遅れているという。

シャオミは書簡の中で、輸入関税を引き下げれば「コストの面でインドの製造業の競争力が高まる」可能性があると述べた。しかし、部品メーカーの事業拠点誘致には、もっと大きなメリットが必要になると付け加えた。

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