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And Doホールディングスは24年6月期2Q累計大幅増収増益

発行済 2024-02-14 09:44
更新済 2024-02-14 10:05
© Reuters.  And Doホールディングスは24年6月期2Q累計大幅増収増益

[日本インタビュ新聞社] - (決算速報)

 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は2月13日の取引時間終了後に24年6月期第2四半期累計連結業績(2月7日付で上方修正)を発表した。ハウス・リースバック事業と不動産売買事業が牽引し、期初計画を上回る大幅増収増益だった。そして通期の増益・連続増配予想を据え置いた。連続で過去最高を更新する見込みとしている。第2四半期累計の進捗率は順調であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は水準を切り上げて戻り高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。

■24年6月期2Q累計大幅増収増益、通期増益・連続増配予想据え置き

 24年6月期第2四半期累計の連結業績(2月7日付で上方修正)は、売上高が前年同期比39.1%増の353億72百万円、営業利益が23.4%増の21億58百万円、経常利益が13.1%増の20億95百万円、親会社株主帰属四半期純利益が23.9%増の14億03百万円だった。ハウス・リースバック事業と不動産売買事業が牽引し、期初計画を上回る大幅増収増益だった。

 フランチャイズ事業は、売上高(調整前)が1.1%増の16億37百万円、利益利益(調整前営業利益)が5.2%減の9億91百万円だった。利益面は人材・プロモーション投資の影響で小幅減益だったが、売上面は加盟店舗数の増加により増収ペースへ回復基調となった。累計加盟店数(レントドゥ含む)は前年同期比20店舗増加して708店舗、累計開店店舗数は11店舗増加して632店舗となった。

 ハウス・リースバック事業は、売上高が23.4%増の128億51百万円、利益が16.2%増の15億69百万円だった。HLBファンドへの譲渡を実行して大幅増収増益だった。契約件数は18件減少して598件、物件取得数は47件増加して608件、期末保有物件数は54件増加して712件件、期末保有物件総額(退去分除く取得時価ベース)は10億37百万円増加して107億15百万円となった。なお営業外収益の匿名組合投資利益として計上しているHLBファンドからの利益分配2億05百万円(前年同期は2億41百万円)をセグメント業績に含めると、セグメント営業利益は11.6%増の17億75百万円となる。

 金融事業は売上高が25.6%減の2億20百万円、利益が67.9%減の28百万円だった。不動産担保融資を戦略的に縮小(融資残高は10億61百万円減少して20億08百万円)しているため減収減益だが、リバースモーゲージ保証は順調に拡大(新規保証件数が98件増加して272件、保証残高が54億77百万円増加して163億56百万円)している。

 不動産売買事業は売上高が69.4%増の189億46百万円、利益が42.1%増の17億円だった。取引件数は135件増加して428件だった。大型物件の売却も寄与して大幅増収増益だった。

 不動産流通事業は売上高が14.3%減の8億28百万円、利益が10.2%減の2億72百万円だった。仲介件数は204件減少して884件だった。成長強化事業への人員シフトを進めているため減収減益だが、計画比進捗率は順調だった。

 リフォーム事業は、売上高が7.2%減の12億54百万円、利益が11.2%減の1億17百万円だった。契約件数は71件減少して770件、完工件数は104件減少して855件だった。成長強化事業への人員シフトを進めているため減収減益だが、計画比進捗率は順調だった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が153億89百万円で営業利益が9億70百万円、第2四半期は売上高が199億83百万円で営業利益が11億88百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が23年6月期比15.8%増の573億70百万円、営業利益が13.3%増の36億円、経常利益が7.2%増の36億円、親会社株主帰属当期純利益が8.2%増の23億76百万円としている。配当予想は23年6月期比3円増配の43円(期末一括)としている。連続増配で予想配当性向は35.4%となる。

 セグメント別の営業利益(調整前)計画はフランチャイズ事業が9.5%増の22億50百万円、ハウス・リースバック事業が3.1%増の33億50百万円、金融事業が3.3%増の1億20百万円、不動産売買事業が24.6%増の22億20百万円、不動産流通事業が8.4%減の5億円、リフォーム事業が0.8増の2億20百万円としている。

 24年6月期も増収増益・連続増配予想としている。成長強化事業のハウス・リースバック事業や不動産売買事業が牽引し、連続で過去最高を更新する見込みとしている。第2四半期累計の進捗率は売上高62%、営業利益60%、経常利益58%、純利益59%と順調であり、積極的な事業展開収益拡大基調だろう。

■株価は上値試す

 株価は水準を切り上げて戻り高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。2月13日の終値は1105円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS121円42銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の43円で算出)は約3.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS784円67銭で算出)は約1.4倍、そして時価総額は約220億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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