Sameer Manekar
[20日 ロイター] - 豪資源大手BHPグループが20日発表した2024年度上期(23年12月終了)の決算は、株主帰属利益が66億ドルとなり、前年同期から横ばいだった。堅調な鉄鉱石価格に支えられ、LSEGがまとめた市場予想の64億2000万ドルは上回った。
中間配当は1株当たり0.72ドルとした。前年同期は0.90ドルだった。
中国については、景気刺激策の効果がどの程度になるか不明だとし、慎重な需要見通しを維持するとした。一方、インドは健全な勢いが続いているとして、需要見通しはよりバランスが取れているとした。
さらに「よりバランスの取れた世界経済とインフレ状況が最悪期を脱したという証拠が24年の業界に好ましい影響をもたらす」と説明した。
上期の売上高は6%増加。鉄鉱石と銅の値上がりや新規事業が売上高を支えたが、エネルギー炭価格の下落で一部相殺された。