Milana Vinn
[24日 ロイター] - 米半導体大手ブロードコムは、エンドユーザーコンピューティング(EUC)事業を、プライベートエクイティ(PE)会社KKR に38億ドルで売却する方向で合意に近づいている。事情に詳しい関係者が24日、明らかにした。
ブロードコムは米クラウドコンピューティング企業VMウェアの買収完了後、事業ポートフォリオの合理化を進めている。
EUCは企業の従業員などのエンドユーザーがどのデバイスからもデスクトップやアプリケーションにアクセスできるようにするサービス。関係筋によると、同事業の売却入札にはPE会社EQTなども参加したが、KKRの買収案が優位となった。
KKRとの合意は、26日にも正式発表される可能性があるという。
ブロードコムは昨年12月にEUC事業の売却を目指す考えを示していた。同時にVWウェアのセキュリティーソフト事業カーボン・ブラックの売却も検討している。