(内容を追加しました) [ニューヨーク 1日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値(非公式) 16272.01(‐12.69) 前営業日終値 16284.70(+235.57)
ナスダック総合 .IXIC 終値(非公式) 4627.08(+6.92) 前営業日終値 4620.16(+102.85)
S&P総合500種 .SPX 終値(非公式) 1923.82(+3.79) 前営業日終値 1920.03(+35.94)
1日の米国株式市場は、ナスダック総合とS&P総合500種が小幅続伸で終了。2 日に発表される米雇用統計や企業決算シーズンの始まりを控え、相場は不安定な値動きで 第4・四半期を開始した。 ダウ工業株30種 .DJI は12.69ドル(0.08%)安の1万6272.01ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は6.92ポイント(0.15%)高の4627.08 。 S&P総合500種 .SPX は3.79ポイント(0.20%)高の1923.82。
寄り付き直後に買われた後は軟調に推移し、終盤になって再び買われる展開で、この 日も不安定な値動きとなった。 9月米雇用統計の発表や四半期決算シーズン入りを控えて様子見気分が強かった。 BMOプライベート・バンクのチーフ・インベストメント・オフィサー、ジャック・ エイブリン氏は「多くの投資家は明日(の雇用統計)や来週から始まる企業決算シーズン のことで頭がいっぱいだ」と指摘。9月雇用統計は投資家にとって米経済情勢を見極める 材料であり、米連邦準備理事会(FRB)が10月に利上げするかどうかについての手掛 かりになるとした。
米経済指標はまちまち。9月のISM製造業景気指数は予想を下回り、2013年5 月以来の低水準。半面、週間新規失業保険申請件数は労働市場の引き締まりを示した。
S&P500種総合指数のセクター別指数は10業種のうち5業種が上げた。原材料 株指数 .SPLRCM が1%、ヘルスケア株指数 .SPXHC が0.9%それぞれ上昇した一方で 、公益株指数 .SPLRCU は1.2%下落した。
個別銘柄では、短文投稿サイトのツイッター TWTR.N が8.4%下げた。ジャック・ ドーシー暫定最高経営責任者(CEO)が正式にCEOに就任するとの報道を受けて売り 込まれた。 ダンキン・ブランズ・グループ DNKN.O は12.2%急落。通期の1株当たり純利益 予想を据え置き、国内で100店舗を閉鎖すると発表したことが嫌気された。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1733で上げ1262(比率は1.3 7対1)、ナスダックが下げ1774で上げ952(1.86対1)だった。 トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約75億4000万 株で、過去20営業日平均の72億5000万株を上回った。