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グーグルの元技術者、AI機密窃盗容疑で起訴 中国企業に便宜か

発行済 2024-03-07 11:20
更新済 2024-03-07 13:47
© Reuters. 米グーグルの元ソフトウエアエンジニアが5日、同社から人工知能(AI)に関する機密情報を盗み、中国企業2社に便宜を図った容疑で、サンフランシスコ連邦陪審に起訴された。写真は

Karen Freifeld Jonathan Stempel

[サンフランシスコ/ニューヨーク 6日 ロイター] - 米グーグルの元ソフトウエアエンジニアが5日、同社から人工知能(AI)に関する機密情報を盗み、中国企業2社に便宜を図った容疑で、サンフランシスコ連邦陪審に起訴された。

起訴されたのは中国国籍のリンウェイ・ディン容疑者(38)で、6日にカリフォルニア州ニューアークの自宅で身柄を拘束された。4件の機密窃盗容疑で起訴されており、それぞれの容疑について最大10年の禁固刑と25万ドルの罰金を科される可能性がある。

起訴状によると、ディン容疑者は、グーグルのスーパーコンピューターのデータセンターに機械学習を通じて大規模AIモデルを訓練させるハードウエア基盤やソフトウエアプラットフォームに関する詳細な情報を盗み出した。盗まれた情報には半導体やシステムの詳細、スーパーコンピューターのAI性能を高めるソフトウエアなど含まれるという。

ディン容疑者は2019年にグーグルに採用され、23年5月までに500件余りの機密ファイルをアップロードしていた。グーグルは23年12月に不正の疑いを持ち、今年1月4日にディン容疑者からノートパソコンを回収した。

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