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米、携帯端末の中ロ衛星利用巡り調査 安保上のリスクで

発行済 2024-03-15 11:35
更新済 2024-03-15 11:36
© Reuters.  3月14日、米連邦通信委員会(FCC)は、米国のスマートフォンやその他の携帯端末がロシアや中国の衛星から電波を利用していることについて、安全保障上の脅威になるか調査して

David Shepardson

[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦通信委員会(FCC)は14日、米国のスマートフォンやその他の携帯端末がロシアや中国の衛星から電波を利用していることについて、安全保障上の脅威になるか調査していると発表した。

米国の携帯端末が敵対国が管理する衛星から全球測位衛星システム(GNSS)の信号を受信し、処理していればFCCの規制に違反する。

調査はアップル、グーグル、モトローラ、ノキア、サムスン電子など、米スマホ市場の計90%超を占める端末メーカーを対象としている。

FCCの報道官は、敵対国の衛星からの信号が安全保障上どのような脅威になっているかや、端末メーカーが規制に違反してこれらの信号を処理しているかについて、確証となるデータがないと述べた。

中国問題を扱う下院特別委員会のマイク・ギャラガー委員長(共和党)は今週、FCCのローゼンウォーセル委員長に書簡を送り、米国の端末が中国の測位衛星「北斗」やロシアの「グロナス」の信号を受信・処理しているとの報道に懸念を表明し、規制に実効性を持たせるべきだと指摘した。

FCCは米国の測位衛星システム「GPS」と欧州連合(EU)の「ガリレオ」の利用のみを承認している。

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