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韓国SKハイニックス、次世代メモリーチップの量産開始

発行済 2024-03-19 14:23
更新済 2024-03-19 14:28
© Reuters. 韓国のSKハイニックスは19日、人工知能(AI)向けチップセットで使用される次世代広帯域幅メモリー(HBM)チップの量産を開始したと発表した。写真は2016年4月、ソンナ

[ソウル 19日 ロイター] - 韓国のSKハイニックスは19日、人工知能(AI)向けチップセットで使用される次世代広帯域幅メモリー(HBM)チップの量産を開始したと発表した。複数の関係者によると、最初の出荷分は今月中に米半導体大手エヌビディアに送られるという。

最新チップ「HBM3E」を巡っては激しい競争が繰り広げられており、先月には米マイクロン・テクノロジーも量産を開始したと発表。韓国サムスン電子は業界初の12層HBM3Eチップを開発したと明らかにした。

ただ、SKハイニックスは現在使用されているHBM3で、AIチップ市場の80%を握るエヌビディアの唯一のサプライヤーであることからHBMチップ市場をリードしてきた。

同社は「HBM3Eの量産に成功する見込みだ。業界初のHBM3プロバイダーとしての経験から、AIメモリー分野で主導的立場を固めることに期待する」と述べた。

同社のHBM3Eチップは放熱を10%改善し、データ処理能力は毎秒最大1.18テラバイト。

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