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アステラス製薬、胃癌治療薬「ビロイTM」で日本初の製造販売承認取得

発行済 2024-03-26 17:12
更新済 2024-03-26 17:35
© Reuters.  アステラス製薬、胃癌治療薬「ビロイTM」で日本初の製造販売承認取得

[日本インタビュ新聞社] - ■約38%の患者に有効性、従来の治療法より生存期間を延長

 アステラス製薬<4503>(東証プライム)は3月26日、CLDN18.2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃癌治療薬「ビロイTM点滴静注用100mg」(一般名:ゾルベツキシマブ)の日本における製造販売承認を取得したと発表。ビロイTMは、世界初の抗CLDN18.2モノクローナル抗体であり、胃がん治療に新たな時代を拓くことが期待されている。

 ビロイTMの承認は、SPOTLIGHT試験およびGLOW試験の結果に基づいている。これらの試験では、ビロイTMを化学療法と併用した群は、プラセボと化学療法を併用した群に比べて、無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)が統計学的に有意に延長することが示された。

 スクリーニングされた患者の約38%がCLDN18.2陽性と判定された。ビロイTMは、CLDN18.2陽性の患者に有効な治療選択肢となることが期待されている。

 同社は、ビロイTMを複数の国と地域の規制当局に承認申請しており審査中である。今後、承認取得により、CLDN18.2陽性の胃癌患者さんにとって、新たな治療選択肢が提供されることが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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