[上海 20日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3630.4995 13.4377高 4131.7億元(上海A株) 高値 3640.5292 安値 3607.9152 前場終値 3619.6476 2.5858高 2242.3億元(上海A株) 寄り付き 3620.7909 3.7291高 前営業日終値 3617.0618 48.5942高 3276.7億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 22456.97 43.25安 326.1億香港ドル 寄り付き 22510.45 10.23高 前営業日終値 22500.22 311.96高 668.3億香港ドル
20日の中国株式市場では、上海総合指数が小幅に続伸して引けた。中国では前日に 金融緩和の措置が発表されたものの、投資家の間には大量の新規株式公開(IPO)を控 えた警戒感や、急回復した株価水準が持続するのかという不透明感が広がっている。 中国市場の株価は6月半ばから8月にかけて40%以上急落し、最近になって約25 %戻した。 上海総合指数 .SSEC の終値は13.4377ポイント(0.37%)高の3630 .4995。週間ベースでは1.4%高。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 の終値は0.586ポイント(0.02%)安の3774.383。週間では 0.8%高となった。
一部のアナリストは、年末までに予定されている28案件のIPOによって約3兆5 000億元(5485億ドル)の資金が吸い上げられる可能性があると指摘する。 中国人民銀行(中央銀行)は19日、市中銀行向け短期貸出金利を20日から引き下 げると発表したが、これを受けた期待感はIPOをめぐる警戒感に相殺されている。 金利引き下げを受けて、銀行株 .CSI300BI や不動産株 .CSI300REI が上昇した。半 面、運輸株 .CSI300TRANS やヘルスケア株 .CSI300HC を含めた他の多くのセクターは下 落した。 一方、防衛株は好調。過激派組織「イスラム国」による中国人人質の殺害や国際社会 の様々な動きを受けた、軍事費拡大の見通しが支援した。
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