*11:04JST ノバレーゼ:市場環境の回復とともに業績成長続く
ノバレーゼ (TYO:9160)は、挙式・披露宴の企画立案・運営、婚礼衣裳のレンタル・販売ならびに婚礼飲食の提供を行うブライダル事業、宴会・一般飲食(ランチ・ディナー)の提供を行うレストラン特化型事業を主な事業としている。
ブライダル事業では、婚礼プロデュース部門(2023年12月期売上収益の45.8%)、婚礼衣装部門(同19.3%)、レストラン部門(同30.0%)を展開する。
婚礼プロデュース部門は挙式・披露宴に関するさまざまなアイテムを用意し、オーダーメード型挙式を通じて「オリジナル感」を演出する。
また、1会場1バンケットを基本として、挙式・披露宴会場を貸し切ることにより新郎新婦をはじめとし参列者に対して、「プライベート感」を演出する「ゲストハウス・ウエディング」を提供している。
ブランドはモノリス(都市型ゲストハウス)、アマンダン(郊外型ゲストハウス)など。
レストラン特化型事業(同4.9%)は、ブライダル事業とは別に、高級店からカジュアルレストランまで幅広い顧客に飲食を提供している。
24年12月期第1四半期の売上収益は前年同期比11.0%増の3,696百万円、営業損益は333百万円の赤字(前年同期は383百万円の赤字)で着地した。
平均ゲスト数・平均組単価が回復している一方、先行投資として新規来館獲得のための広告宣伝施策を実行したようだ。
結婚式は気候が穏やかで祝日の多い春と秋に多くなるため、売上収益・営業利益は2Qおよび4Qの比重が高くなる季節性をもっている。
中でも新規開業施設が本格稼働する4Qで大きく伸びる。
2024年12月期第1四半期における施行組数は849組(前年同期比6組増)、平均ゲスト数は53.5人(同8.5%増)、平均組単価は3,340千円(同6.8%増)となった。
24年12月期の売上収益は前期比7.2%増の19,576百万円、営業利益は同11.1%増の1,710百万円と増収増益見通し。
同社は、高い投資効率が見込めるエリアを十分に精査のうえ、競合状況が比較的緩やかな人口25~100万人の地方都市圏を中心に店舗を展開、依然として出店余地を残す。
また、シンプル・モダンなデザインにより競合他社との差別化を図っており、1施設あたり平均初期投資額が約8.0億円で投資回収期間は5年以内と投資額を抑えた施設展開を行う。
さらに、ドレス・映像・写真・装花・ギフトなどの婚礼周辺サービスを内製化しており、競合他社の多くが外注をしている領域を収益機会化している。
そのほか、高い顧客満足度を実現する人材の確保にも成功している。
挙式・披露宴・披露パーティ市場はコロナ禍の落ち込みはあったが、足元は1.1兆円まで回復してきている(コロナ前は1.4兆円)。
中小零細プレイヤーが多いため市場全体の寡占度は低く、同社の市場シェアは1%程度に過ぎず拡大余地は十分にある。
披露宴自体も、ホテルよりも貸切ゲストハウスが選好される傾向もあるようで、市場環境も同社の追い風となっている。
インバウンドウエディングも確実なニーズがあるため、長期的に同社の業績に影響を与える可能性もある。
競合比較で優位性を持っている同社は、市場環境の回復とともに全体業績も底堅い成長が続いていきそうだ。
ブライダル事業では、婚礼プロデュース部門(2023年12月期売上収益の45.8%)、婚礼衣装部門(同19.3%)、レストラン部門(同30.0%)を展開する。
婚礼プロデュース部門は挙式・披露宴に関するさまざまなアイテムを用意し、オーダーメード型挙式を通じて「オリジナル感」を演出する。
また、1会場1バンケットを基本として、挙式・披露宴会場を貸し切ることにより新郎新婦をはじめとし参列者に対して、「プライベート感」を演出する「ゲストハウス・ウエディング」を提供している。
ブランドはモノリス(都市型ゲストハウス)、アマンダン(郊外型ゲストハウス)など。
レストラン特化型事業(同4.9%)は、ブライダル事業とは別に、高級店からカジュアルレストランまで幅広い顧客に飲食を提供している。
24年12月期第1四半期の売上収益は前年同期比11.0%増の3,696百万円、営業損益は333百万円の赤字(前年同期は383百万円の赤字)で着地した。
平均ゲスト数・平均組単価が回復している一方、先行投資として新規来館獲得のための広告宣伝施策を実行したようだ。
結婚式は気候が穏やかで祝日の多い春と秋に多くなるため、売上収益・営業利益は2Qおよび4Qの比重が高くなる季節性をもっている。
中でも新規開業施設が本格稼働する4Qで大きく伸びる。
2024年12月期第1四半期における施行組数は849組(前年同期比6組増)、平均ゲスト数は53.5人(同8.5%増)、平均組単価は3,340千円(同6.8%増)となった。
24年12月期の売上収益は前期比7.2%増の19,576百万円、営業利益は同11.1%増の1,710百万円と増収増益見通し。
同社は、高い投資効率が見込めるエリアを十分に精査のうえ、競合状況が比較的緩やかな人口25~100万人の地方都市圏を中心に店舗を展開、依然として出店余地を残す。
また、シンプル・モダンなデザインにより競合他社との差別化を図っており、1施設あたり平均初期投資額が約8.0億円で投資回収期間は5年以内と投資額を抑えた施設展開を行う。
さらに、ドレス・映像・写真・装花・ギフトなどの婚礼周辺サービスを内製化しており、競合他社の多くが外注をしている領域を収益機会化している。
そのほか、高い顧客満足度を実現する人材の確保にも成功している。
挙式・披露宴・披露パーティ市場はコロナ禍の落ち込みはあったが、足元は1.1兆円まで回復してきている(コロナ前は1.4兆円)。
中小零細プレイヤーが多いため市場全体の寡占度は低く、同社の市場シェアは1%程度に過ぎず拡大余地は十分にある。
披露宴自体も、ホテルよりも貸切ゲストハウスが選好される傾向もあるようで、市場環境も同社の追い風となっている。
インバウンドウエディングも確実なニーズがあるため、長期的に同社の業績に影響を与える可能性もある。
競合比較で優位性を持っている同社は、市場環境の回復とともに全体業績も底堅い成長が続いていきそうだ。