4日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり7銘柄、値下がり217銘柄、変わらず1銘柄となった。 日経平均は4日ぶり大幅反落。
昨年末の欧米株安の流れを受けて、日経平均は215円安からスタートすると、寄り付き後は18951.12円（昨年末比82.59円安）まで下げ渋る場面があった。
ただ、中国の12月財新製造業購買担当者景気指数（PMI）が市場予想を下回ったことで前場後半から急速に下げ幅を広げると、中国市場で株価急落によりサーキットブレーカーが発動されたなどからリスク回避の売りが広がり後場一段安となった。
大引け前には一時18394.43円（同639.28円安）まで下落した。
大引けの日経平均は昨年末比582.73円安の18450.98円となった。
東証1部の売買高は19億8657万株、売買代金は2兆2653億円だった。
業種別では、食料品や化学が3％を超える下げとなったほか、輸送用機器、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。
一方、上昇したのは鉱業、石油・石炭製品のみだった。
値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)となり、1銘柄で日経平均を約78円押し下げた。
後場に一時40450円まで下落し、昨年来安値を更新した。
日経平均構成銘柄の下落率上位はアドバンテス (T:6857)、住友化 (T:4005)、Jフロント (T:3086)で、いずれも5％を超える下げとなった。
アドバンテスは一部外資系証券による投資評価引き下げが観測されている。
住友化は関連会社ペトロ・ラービグによるアナウンスを受け、売りが広がった。
値上がりしたのは昭和シェル (T:5002)など7銘柄にとどまった。
ただ、前引け時点の5銘柄からは小幅に増加した。
昭和シェルや国際石開帝石 (T:1605)、JX (T:5020)は、地政学リスクの高まりを受けて原油先物相場が時間外取引で大きく上昇したことから、原油高メリット銘柄として買われた。
東芝 (T:6502)は、産業革新機構が同社の再建を支援すると一部メディアで報じられ材料視された。
*15:00現在 日経平均株価 18450.98(-582.73) 値上がり銘柄数 7(寄与度+1.50) 値下がり銘柄数 217(寄与度-584.23) 変わらず銘柄数 1 ○値上がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:5002) 昭和シェル 1001 13 +0.51 (T:1605) 国際石開帝石 1211.5 26 +0.41 (T:6502) 東芝 255 5.1 +0.20 (T:5020) JX 513 4.6 +0.18 (T:1332) 日水 683 4 +0.16 (T:6479) ミネベア 1050 1 +0.04 (T:5411) JFEHD 1921 1 +0.00 ○値下がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:9983) ファーストリテ 40650 -1990 -78.06 (T:9433) KDDI 3036 -118 -27.77 (T:6954) ファナック 20405 -675 -26.48 (T:9984) ソフトバンクG 5993 -146 -17.18 (T:6971) 京セラ 5468 -186 -14.59 (T:7267) ホンダ 3731 -179 -14.04 (T:6988) 日東電 8600 -312 -12.24 (T:6367) ダイキン 8605 -296 -11.61 (T:6902) デンソー 5566 -252 -9.89 (T:6762) TDK 7570 -250 -9.81 (T:4523) エーザイ 7816 -247 -9.69 (T:4452) 花王 6012 -243 -9.53 (T:4503) アステラス薬 1685.5 -46 -9.02 (T:4324) 電通 6460 -220 -8.63 (T:9735) セコム 8027 -213 -8.36 (T:2801) キッコーマン 4020 -205 -8.04 (T:4543) テルモ 3680 -100 -7.85 (T:8035) 東エレク 7128 -194 -7.61 (T:7270) 富士重 4837 -190 -7.45 (T:4519) 中外薬 4075 -165 -6.47