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スターティア Research Memo(11):中長期の成長ポテンシャルは本質的に変更ない

発行済 2016-01-12 16:25
更新済 2016-01-12 16:33
スターティア Research Memo(11):中長期の成長ポテンシャルは本質的に変更ない
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■業績見通し (2) 2017年3月期の考え方 足元の業績が減益となったものの、スターティア (T:3393)の中長期の成長ポテンシャルには本質的な部分において従来から変更はなく、2017年3月期以降は従来の成長ラインに戻ってくると弊社では考えている。
2017年3月期には電力小売の全面自由化で、同社も「電力」という新たな商材を獲得することになる。
IT・通信のエネルギーは言うまでもなく電力であり、「電力費削減」というテーマはWS、NS、BSの各事業の商材のいずれからもアプローチできるため、クロスセルにつながりやすいと考えている。
さらに、来期に本格的な飛躍が期待できるのがセキュアMyNUMBERとスターティア光だ。
世の中のマイナンバー運用が本格化するのが来年度以降であるため、セキュアMyNUMBERは、来期こそが注目を集めると期待している。
スターティア光は、現状既存客への重ね売りが中心とみられるが、来期は電力とのセット販売などで新規客への販売拡大が期待される。
AppGooseなど新製品の続伸も楽しみなところだ。
同社は現行中期経営計画において2017年3月期の経常利益計画として1,400百万円を公表している。
2016年3月期の業績の着地次第では、スタートラインが変わるため1,400百万円の業績計画も変更される可能性はある。
しかしながら弊社では、2016年3月期に業績の低迷があったとしても、その落ち込みは1期限りの要因に抑え込むことが可能な性質のものであり、同社の本質として2017年3月期において1,400百万円の経常利益を稼ぎ出す収益力は、少しも損なわれていないと考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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