日経平均は大幅続落。
20日の米国市場では、原油先物価格の下落などを受けてNYダウが565ドル安となる場面があったが、引けにかけて下げ幅を縮め249ドル安で取引を終えた。
こうした動きが安心感につながり、日経平均は前日の600円超の下落に対する自律反発の流れが先行し、50円高からスタートした。
寄り付き後も上げ幅を拡大する展開となり、一時16734.58円(前日比318.39円高)まで上昇する場面があった。
ただ、その後先物に断続的な売りが入り急落、下げ幅を400円近くに広げ安値引けとなった。
大引けの日経平均は前日比398.93円安の16017.26円となった。
東証1部の売買高は31億8594万株、売買代金は3兆846億円だった。
業種別では、全33業種がマイナスとなり、その他金融業が5%超下げたほか、不動産業、食料品、電気・ガス業、銀行業が下落率上位だった。
個別では、ソフトバンクグ (T:9984)が一時プラスに切り返したものの、売りに押され4日続落。
連日で昨年来安値を更新している。
また、三菱UFJ (T:8306)が4%超下げたほか、みずほ (T:8411)、三井住友 (T:8316)などメガバンク株も売られた。
オリックス (T:8591)は7%近く下げ、三井不 (T:8801)は5%超の下落。
前日ストップ安のCOOKPAD (T:2193)は大幅続落した。
また、サイバネット (T:4312)、日本CMK (T:6958)、GMOPG (T:3769)などが東証1部下落率上位となった。
一方、村田製 (T:6981)は一時9%近く上昇し、終値でもプラスを確保した。
また、台湾フォックスコンによる買収提案が報じられたシャープ (T:6753)は5%超の上昇となり、ウェルネット (T:2428)、旭硝子 (T:5201)などとともに東証1部上昇率上位となった。