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東京株式市場・大引け=3日ぶり反落、不透明な原油相場や円高が重し

発行済 2016-02-17 15:22
更新済 2016-02-17 15:30
東京株式市場・大引け=3日ぶり反落、不透明な原油相場や円高が重し
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[東京 17日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値      15836.36 -218.07 寄り付き    16035.35 安値/高値   15632.12─16214.46

TOPIX .TOPX 終値       1282.4 -14.61 寄り付き     1294.34 安値/高値    1265.48─1311.15

東証出来高(万株) 284008 東証売買代金(億円) 31136.66

東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落した。ソフトバンク 9984.T の上昇や売り込ま れた銘柄への買い戻しなどを受け、前場には一時160円高。ただ上値は重く、後場に入 ると400円を超す下げとなる場面もあり、不安定な値動きとなった。原油価格の先行き 不透明感やさえないアジア株、円高/ドル安の進行などが重しとなり、リスク回避の売り につながった。

朝方からトヨタ 7203.T が軟調で、前日比2.7%安となったほか、三菱UFJ<830 6.T>などメガバンクも売り優勢。サウジアラビア、ロシア、ベネズエラ、カタールの4カ 国石油相が産油量の凍結に合意したものの、協調減産には至らなかったことで原油価格が 下落し、国際石油開発帝石 1605.T など石油関連株の下げも目立った。

上海総合指数 .SSEC や香港ハンセン指数 .HSI がさえず、日本株の売りにつながっ たほか、114円割れとなったドル/円 JPY=EBS も投資家心理を後退させた。

今週に入り国内年金による買いが観測され、水準を切り上げてきたが、きょうは戻り 歩調が一服。「年金系の資金が断続的にパッシブを売り、アクティブで個別銘柄に入れ替 える動きがみられ、指数の動きが不安定になっている面もある」(大手証券)との声が聞 かれ、値動きの荒さが指摘された。

内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏は「日経平均は今週に入り戻りを試してきた が、リバウンド力は弱い。G20での政策協調が期待される一方、具体的な政策が見えず 、肩透かしとなれば一段安が警戒される」と述べた。

個別銘柄では、ダイキョーニシカワ 4246.T が続落し、昨年来安値を更新。16日、 1013万7000株の株式売出しを決議したと発表。流通株数の増加による需給悪化な どを懸念した売りが先行した。

半面、クボタ 6326.T が続伸。16日発表した2016年12月期業績(米国基準) 見通しは、営業利益が2350億円の見通しだった。決算期変更があったため、前年の1 ─12月に調整したものと比較すると、5.4%の営業増益予想となり、安心感につなが った。

東証1部騰落数は、値上がり729銘柄に対し、値下がりが1087銘柄、変わらず が120銘柄だった。

(杉山容俊)

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